低用量ピルについて

経口避妊薬

避妊を目的としたピルです。女性ホルモンの働きで排卵を抑制し受精卵が着床しにくい効果があります。1日1錠正しく服用すれば90%以上の効果が望めます。
初回は診察(要予約)が必要ですが以後は問題なければ診療時間内に予約なく窓口で処方できます。

メリットデメリット

メリット

  • 毎日正しく服用すれば避妊率は90%以上です。
  • 服用をやめれば妊娠も可能です。
  • 問題ない人には2回目以降は窓口処方も可能です。※シート料金のみのお支払いで大丈夫です(再診料なし)
  • 卵巣がんや子宮体がんの予防にもなります。

デメリット

  • 血栓症(エコノミー症候群)を起こす可能性があります。
  • 禁煙が望ましく喫煙者の場合1日10本以下の方に限ります。
  • 偏頭痛の診断を受けた方は服用できません。
  • 最初の3か月ほどは不正出血を起こすことがあります。
  • 人によりむくみや吐き気が出ることがあります。(※ほとんどはお薬を飲み続けるうちにおさまってきます)

経口避妊薬

経口避妊薬

ご注意点

性感染症対策

HIV感染、性感染症(STD)などは予防できません。予防するにはコンドームを併用しましょう。

使用年齢

初潮から閉経間近まで使用可能ですが40歳以上は慎重投与とされています。血栓症のリスクが上がりやすいので医師と相談してください。

定期検査

1年に1回は超音波検査や採血を受けることが望ましいです。また子宮頚がんや乳がんの検査も1年に1回受けることをお勧めしています。